WIKI ポンポコムービー JUNO
16歳の強気な女の子が、たった1度のセックスで子供を授かる。(てか「授かる」って言い方は宗教的?)その女の子が、赤ちゃんを産むことを決断し、その妊娠期間に一回り大人になる話。

中学生・高校生くらいの子供(?)が、何か大きな事件や出来事に対面して、精神的に一歩大人に近づく話っていうのは、たくさんある。「スタンドバイミー」とか「旅するジーンズ」とか「ハリー・ポッター」とか、とにかくいろいろ。
でもこの話はすごいとこは、その大きな出来事が「妊娠」ってとこにある。しかもその「妊娠」のとらえ方が、なんだか普通の映画と違うの。
「妊娠」とか「出産」をテーマにする映画って、そのことをメインに撮っていることが多いけれど、JUNOでは、恋とか学校とか友達とか家族とか、そういう日常と並列の状態で「妊娠」がある。ただ、「妊娠」をきっかけに、主人公自身が変わり始めて、周りのこと・自分のことを考えるようになる。大人に近づくってそういうことだと、私は思う。人に意見したり賛成したりすることじゃなくて、家族を含めた周りの人たちをひとりの人間として考えられるようになること。

その主人公JUNOの描き方が良かった。セリフでの説明は特にないけれど、現状に答えを見いだせないJUNOの行動や仕草、そして成長は、しっかり観客に届く。
特に好きなシーンは、花の匂いを嗅ぐシーンと、最後ベッドに横たわっているシーン。最初は「もの」として意識していた自分の中にいる物体を、「赤ちゃん」として意識するようになる変化の描き方が素晴らし哉。

その「妊娠」騒動と同時に描かれる、永遠の愛についての疑問。人を好きになる恐怖・不安。そして、それを軽くしてくれるパパ(スパイダーマンの上司)の言葉。愛に溢れた映画ですな!なのにポップ!しかも短い!(90分くらい)脚本賞納得。

おもしろかったです。


JUNO/ジュノJUNO/ジュノ
(2008/04/23)
サントラベル・アンド・セバスチャン

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